ハブのことを知るには原ハブ屋へ!奄美大島にきたらここでハブの知識とショーを体験しよう!

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奄美大島で最も恐れられているものといえば、猛毒のハブ。
しかし意外にもハブに出遭う機会は少なく、島民でさえ日常生活のなかで見かけることはほとんどありません。
それだけに、よく知られていないハブの生態。
空港から約15分の場所にある「原ハブ屋」では、ハブと人との関りや生態を知ってもらうとともに、ハブの姿からは想像もつかないおしゃれな装飾品の製造販売を行っています。
今回は、ハブのエキスパート原ハブ屋さんをご紹介します!

原ハブ屋って?

親子三世代が引き継ぐお店

1948年にオープンした原ハブ屋は三代に渡ってハブに関する知識を広めるとともに、皮や骨を使った装飾品の販売を行っています。
奄美ではハブのことを、魔物の意味をもつ「マジムン」と呼び、その皮や骨を身に着けることでお金持ちになったり、魔除けになると言い伝えられてきました。
ここでは捕獲したハブをさばくところから製品化までをすべて手作業で行っていますが、創業当初から変わらない製法と同じ道具を使用しています。
ハブとの共生を大切にする意味でも、むやみな乱獲は行わず自分たちでさばけるだけのハブを扱います。
手作業だからこそできる繊細な作品は、まさに芸術品。
もとがハブだとわかっていても、つい見入ってしまいます。

ハブを知ってもらうためのお店

店内では装飾品の販売のみならず、なめしたハブ皮に実際に触れたり、本物のヘビやトカゲを見ることができます。
そこには必ず説明書きがあり、ハブのこと、製品のことが丁寧に記されています。

弱肉強食の世界で奄美大島のピラミッドの頂点に君臨するハブですが、ハブとの遭遇を恐れるからこそ、人が山にむやみに立ち入ることがなく奄美の自然は守られてきました。
ハブはただ恐れるだけの存在ではなく、そんな意味からも島の守り神と言われているのです。
人間と自然界の境界を保ってくれる唯一無二の存在。
それどころか本来は臆病な性格で、ハブが持つ毒も獲物を消化するためでもちろん人を襲うためのものではありません。
原ハブ屋はショーを開催することで、ハブに対するイメージや誤解を説明してくれ、ハブとはどういうものか・人がどう共生していくべきか、そんなことを考えさせられ、教えてくれるお店です。

奄美市に2店舗目を展開

2017年2月、奄美市名瀬市街地のアーケードに、原ハブ屋奄美店がオープンしました。
ここでは製品販売のみが行われており、店内には皮や骨製品のほか、オリジナルTシャツやハブ柄のマスキングテープなど他では手に入らない商品が所狭しと並んでいます。
レトロな商店街に並ぶ落ち着いた外観からも、センスの良さがうかがえます。

原ハブ屋のおすすめや魅力

名物はハブ?おじさん?「ハブと愛まショー」

原ハブ屋では1日に3回、ハブや奄美に生息するヘビの生態を紹介するためのショー「ハブと愛まショー」を行っています。
時間は11時・14時・16時で、それぞれ30分です。

店内には、これまでに訪れた数あまたの著名人の写真が貼ってありますが、その横に写るのが代表の原武広さん。
テレビなどのメディア出演にも動じない強烈なキャラで、ショーにも負けない有名な方です。
その代表自らがショーを行ってくれるので、面白くないはずがありません。
方言と奄美独特のイントネーションでしゃべるので、観光客のみならず、島の若者にも言葉が通じないこともありますが、そんなことはお構いなし!見ている側も、それもショーの醍醐味のひとつとして楽しむことができるのです。

もちろん、原代表のヘビやハブに関する知識は半端ではありません。
面白さのなかに、ハブの生態や咬傷事例、世界でも奄美大島にしか生息しない小型のヘビ「ヒャン」など、様々なヘビについて教えてくれます。
より自然に近い環境のなかにいるハブの生態を再現するために、会場を暗くすることで夜行性のハブがいる時間帯を演出したり、自然界のなかで本来闘うことがないマングースは使用しないなど、細部にこだわりが感じられます。
店内は、こちらのショーのみ観覧有料ですが、その価値は大いにあると思います。

ヘビやトカゲなどの展示

店内の奥には、毒ヘビのハブやヒメハブ、無毒ではあるものの筋肉があってハブをも襲うほど気性の荒いアカマタ、ヘビなどの恐ろしさを紛らわせてくれる可愛らしいキノボリトカゲなどが展示されています。
夜行性のヘビがほとんどなので、来店中はほぼ眠っているものの、脱皮したての皮などをみると、ガラス越しとはいえドキッとしてしまいます。

展示の横にはくりぬきパネルもあるので、試さずにはいられません。
遠近法を使う少し手の込んだパネルを使うと、笑いはもちろん、撮影した写真を見るとそのクオリティの高さに感嘆の声さえあがります。

おしゃれなグッズ販売

脱皮後のヘビの皮などを財布に入れるとお金持ちになるというのは有名な話ですが、強度の低いハブ皮をそのまま財布に入れたり製品にするのは扱いが難しいばかりでなく、商品自体が長くは持ちません。
そこで、原ハブ屋では長年の経験をもとにハブ皮と一緒に牛革を使うことで、強度の高いオリジナル製品を生み出しています。

この匠の技は、ハブのことを知り尽くした原ハブ屋ならでは。
お財布やキーケースのほか、女性でも身に着けやすいおしゃれなネックレスやブレスレットなど、様々な商品を販売しています。

また、パーカッショニストのスティーヴエトウさんをはじめとしたミュージシャンとハブ製品のコラボ商品を生み出したり、島口を喋るハブのイラストを用いたLINEスタンプを販売するなど、島外にも活躍の場を広げています。
もちろん、製品をオンラインショップで購入することも可能です。

奄美空港から原ハブ屋までの行き方

車で約10分

原ハブ屋の魅力の一つは、空港からのアクセスの良さ。
奄美空港を出たら、県道82号線を名瀬市街地方面へ向かってまっすぐ走ること約10分で到着します。
海岸線を走っているとポツンと現れるので見つけやすいのも有り難いところです。
バスを利用する際は最寄りの「土浜」というバス停から徒歩10分の場所にありますが、原ハブ屋の周りには徒歩で行ける観光地が他にないため、レンタカーの利用がおすすめです。

原ハブ屋の周辺おすすめスポット

人気の「晴れるベーカリー」

原ハブ屋から名瀬市街地に向かって数分ほど車を走らせると、お店の旗がゆらめく奥に可愛らしい外観の建物が現れます。
こちらが、ご夫婦で経営されるパン屋さん「晴れるベーカリー」。

島に帰る際に何ができるかと、独学でパン作りを始めた旦那さんと、それを支えながら店頭に立つ奥さん。
その味は独学とは思えないほどで、島内で一番美味しいパン屋さんという人も少なくありません。
なかでも人気なのが、注文と同時にクリームを入れてくれる塩ミルク、正方形が可愛らしいクリームパン、安定の美味しさのシナモンロールなどです。
1本サイズで販売されている大きめのパンは、用途によって幅を調整してスライスしてくれます。
おかず系のパンからシフォンケーキ、ベーグルにフォカッチャと、小さな店内にとてもたくさんのパンが並びます。

なお、ショーケースに入ったパンを奥さんが取ってくれるスタイルなので、小さなお子さんを抱えてのお買い物にもとても助かります。
さらにお店のデッキにはイートインスペースやハンモックが置かれているので、購入したてのパンをいただくことができます。
ドリンクもいくつか販売されていますが、近くにある人気店「山田珈琲」さんが晴れるベーカリーのために生み出した『晴れの日ブレンド』コーヒーがパンにとてもよく合うのでおすすめです。

空から眺める奄美

奄美大島のスポーツアクティビティといえば、マリンスポーツだけではありません。
空から島の景色と海を見渡すパラグライダーも人気のひとつなのです。

急降下などのスピードはなく、ふわふわと景色を楽しめるパラグライダーはまさに空中散歩という言葉がピッタリ。
「HAPPY SKY」では二人乗り飛行を意味するテンダムフライトを行っており、プロのインストラクターとともに飛び立ち、操縦もすべて行ってくれるので安心です。
しかも、飛行機好きが高じて航空機整備士にもなった経験を持つ根っからの飛行好きのインストラクターさんということで、より、空の上を楽しめそうです。
悠々と泳ぐウミガメを見下ろすなど、空からしか見られない景色を独り占めしてください。

おしゃれ×レトロ×癒しの空間「seaside kitchen kulukulu」

きょら海工房のやや空港寄りに、落ち着いた赤色が目をひく建物があります。
これまでは別のお店として営業していましたが、今年から「seaside kitchen kulukulu」というレストランに生まれ変わりました。

外にも席があるので、開放的な場所で食事をすることも可能です。
メニューはどれも大きめにカットされた島野菜がたっぷり。
敷地の真ん中に立つ大きなガジュマルからはパワーが溢れ、レトロな建物とマッチして敷地の庭は不思議な空間が漂います。
海を見ながら読書をしたり、食後のコーヒーを楽しんだり、思い思いの時間をゆったりと過ごす人が見られます。

また食事を待つ間、敷地内を散策したり、目の前の浜へ散歩にでかけるのもおすすめ。
本当に天然記念物なのかと思うほどたくさんのムラサキオカヤドカリに出遭うこともあれば、今年は珍しくウミガメの産卵もあったのだとか。

3月下旬頃には、運が良ければクジラがみえるかもしれません。
なお、お店の手前は洋服屋さんになっており、2階は宿泊施設となっています。

まとめ

ハブのことを知るには原ハブ屋へ。
その際はぜひ、名物のショーもご覧くださいね!トークの面白さとヘビに関する情報量を考えると一見の価値ありです。
元の姿からは想像がつかないほどおしゃれなハブの小物やアクセサリーも、ご自身のお守りやお土産にすると喜ばれるかもしれません。